トランプ大統領の独断など懸念広がる 米朝首脳会談 ホワイトハウス高官「非核化へ具体的行動を」

トランプ大統領の独断など懸念広がる 米朝首脳会談 ホワイトハウス高官「非核化へ具体的行動を」

ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長の招待を受け入れ5月までに米朝首脳会談に応じる。韓国大統領の特使として訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家保安室長は、8日夜にホワイトハウスで会見し、そう明らかにした。一方サラ・サンダース米大統領報道官は、会談は実施されるが「時期と場所は未定」と語っている。3月5日に金正恩と会談した鄭義溶は、金正恩からの招待状をトランプに自ら手渡した、と言う。隔世の感がある。かつてトランプは金正恩をバカにして「若造のロケット・マン」と呼び、反発した北朝鮮の国営メディアはトランプを「精神錯乱したアメリカの老いぼれ」と嘲っていた。事態はそこから大きく展開した。現職の米大統領が北朝鮮の最高指導者と会談したり、北朝鮮を訪問したりしたことはこれまで一度もない(ジミー・カーターとビル・クリントンが訪朝したのは大統領退任後だ)。もし会談が北朝鮮国外で実施されれば、金正恩が最高指導者となって以降、初めて出国することになる。金正恩は、南北会談で韓国側に非核化の意思を伝えたが、それは「北朝鮮が安全を保障されたと感じれば」という条件がついている。これはかなり高いハードルだ。北京のシンクタンク「カーネギー清華グローバル政策センター」の研究員で北朝鮮の政府関係者とも接触しているトン・チャオは、「近い将来、アメリカが安全保障面で(在韓米軍の撤退など)北朝鮮を安心させることなど不可能。つまり非核化に関する北朝鮮の姿勢は以前と変わっていない」と、指摘している。米朝会談の発表前に米ABCニュースの番記者とジョークを交わしたトランプは、「(自分を)信用して欲しい」と言った。もしリスクの高いこの大きなギャンブルに勝つことができれば、トランプは間違いなく信用を得るだろう。しかし北朝鮮にとってはここ数十年間、米朝会談に持ち込むことが外交政策上の大きな目標だった。そう考えればここまで、実際に実利を得たのは金正恩の方だ。 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9698_2.php

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32863567