加計学園問題での「首相案件」発言否定 当時の総理秘書官・柳瀬唯夫氏

加計学園問題での「首相案件」発言否定 当時の総理秘書官・柳瀬唯夫氏

学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、当時安倍晋三首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官が愛媛県今治市職員らに対し、「本件は、首相案件」と述べたと記されている文書が存在する疑いが浮上した。柳瀬氏は4月10日、コメントを出し、事実関係を否定した。  朝日新聞が10日付の朝刊で報じた。それによると、文書は愛媛県や今治市職員らが2015年4月2日に柳瀬氏と首相官邸で面会した際に同県が作成したとされ、15年4月13日の日付が記録されているという。柳瀬氏は2017年7月の国会審議で、「会った記憶はない」と答弁していた。 これについて、柳瀬氏はコメントで「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と強調。「外部の方に対して、この案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ない」と報道を否定した。 柳瀬氏は2012年12月の第2次安倍内閣発足時に首相秘書官に就任。2015年8月に経済産業省経済産業政策局長に転じるまで秘書官を務めた。 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「政府として、そのような文書は承知していない」と語った。その上で「報道を受け、加計学園獣医学部新設をめぐる愛媛県と関係省庁との間のやりとりに関する文書について、関係省庁に確認させたい」と述べた。 愛媛県担当者は、文書の存在について「調査中だ」としている。調査結果がまとまり次第、中村時広知事は午後にも記者会見する見通し。 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041000344&g=pol

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33031933