北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が核実験やミサイル試射を中止するなどと宣言したことについて、安倍晋三首相は4月21日、「前向きな動きと歓迎したい」と述べたうえで、「大切なことは、この動きが核、大量破壊兵器、そしてミサイルの完全に検証可能で不可逆的な廃棄につながるかどうか。しっかり注視していきたい」と強調した。 東京・新宿御苑で記者団の取材に応えた。「日米首脳会談で様々な北朝鮮の変化、対応にどのように取り組むか、打ち合わせが終わっている。基本方針に従って日米、日米韓で対応する」とも述べて、政府の対応に変更はないとした。 訪米中の小野寺五典防衛相は4月20日午後(日本時間21日午前)、ワシントンで記者団に「(日本が射程に入る)中距離・短距離の弾道ミサイルの放棄は触れていない。これでは不十分だ。日米で協調している圧力を緩めるタイミングではない」と述べた。 同じく訪米中の麻生太郎財務相も同日、会見で「この国とこれまで数々約束した。金も払った。実験場とか、やめるという条件で。しかしそれ(核実験)は続いた」と北朝鮮への不信感を示し、「きちんと調査したうえでないと何とも言えない」と語った。 https://www.asahi.com/articles/ASL4P2W2GL4PUTFK009.html