「私たちは黙らない」「#Metoo」セクハラ抗議に若者集結

「私たちは黙らない」「#Metoo」セクハラ抗議に若者集結

4月28日、人が行き交う東京・新宿駅前に、カラフルなプラカードを持った若者たちが集結した。プラカードには「With You」「どんな仕事でもセクハラは加害」「私は黙らない」などの文字。「この人は私を対等と思っていないのだと思い知らされる経験を、多くの女性が経験してきた。仕方がない、とあきらめてきた人がたくさんいると思う。だから、私はもう黙りません。あなたは何も悪くない。決して独りじゃない」  冒頭でこう訴えたのは、集会の呼びかけ人の一人、津田塾大4年の溝井萌子さん(22)だ。「セクハラを許容してしまう社会に抗議しよう」と、有志でツイッターなどで呼びかけた。  スピーチした日本女子大大学院の是恒香琳さん(26)は「高校生のころ『いいお嫁さんになれないよ』と言われた。大学院に入ってからは『勉強ばかりしていると結婚できないよ』と。私の意志や選択を無視した言葉です。私が何者であるか以前に、おまえは女だと言われている気がする。尊厳が傷つけられる」と怒りを込めた。前事務次官のセクハラ問題に触れ、「女性がウソをついているように言い、被害を矮小(わいしょう)化するような発言を繰り返した麻生大臣は謝っていない。この社会で女がどう見られているか見せつけられました」。  集会には男性も参加した。ゲイの男性は「男と女の戦いだと分断するのではなく、ともに立ち上がらなくてはいけない」。筑波大大学院生も「男性優位の社会で、自分の言動や態度が目の前の誰かを傷つけてきたのではないか。これは女性や性的マイノリティーの問題ではなく、私たち男性の問題でもある。私たちも当事者だ」と訴えた。  集会は「いつか生まれる私たちの娘や息子たちが生きる社会のため、ここから絶対に変えていきましょう」との言葉で締めくくられた。大型連休が始まったばかりの新宿は好天にも恵まれて人があふれ、道行く人や海外からの観光客も足を止めてスピーチに聴き入っていた。 https://mainichi.jp/articles/20180429/k00/00m/040/070000c

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33131044