アコギ自作曲・弾き語り◎鈴蛙歌

アコギ自作曲・弾き語り◎鈴蛙歌

私がハイティーンの頃に使っていた折りたたみ式の携帯電話二台に書き込まれたメモ等をサルページすると、10万文字以上の言葉で溢れかえった。それらは概ねが日記やその当時観た映画や小説や夢等の感想、短い漫画の草案集であり、詩歌も幾つか確認できたが、思ったほどの量ではなかった。また詩歌といってもやはりハイティーンの、それもまだ書き始めた頃のものばかりで、コードをあてがい唄うにはあまりに散文詩すぎるのと、内容が若干照れくさく感ぜられるものが多く、それらはそのままお蔵入りするか、使うにしても大幅な改編、加筆が伴うであろうことが予想された。今回の詩歌もその中から発掘した、かろうじて使える詩歌であり、あえて改編はせずにそのままの形でコードをあてがい唄ってみたものである。内容としては虫を喰った蛙の腹が鈴みたくコロコロ鳴る、というもので、発掘時は無題だったから適当に「鈴蛙歌」と付けたが、「鈴の音」=「蛍の光」=「碧き幻燈」と形容した2本の詩を私は昔に書いているので、それらと今回の「鈴蛙歌」の詩の一部とコードを折中すれば、蛍を題材とした詩歌として、上手く昇華できるのではないかと考えている次第である。挿絵は落書きで描いた鈴悪魔。◎作詞作曲・挿絵=毬田わらぢ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33266780