“歴史的会談ありき”で譲歩か 圧力巡る発言も軟化

“歴史的会談ありき”で譲歩か 圧力巡る発言も軟化

 アメリカのトランプ大統領は、いったん中止を表明した北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談を当初の予定通り6月12日にシンガポールで開催すると発表しました。予定通りの首脳会談を決断したトランプ大統領ですが、非核化を巡る北朝鮮との溝は埋まったのでしょうか。ワシントンから報告です。(高羽佑輔記者報告) トランプ大統領は、自らが掲げてきた最大限の圧力政策という看板を下ろすような発言をしています。 トランプ大統領:「圧力は継続するが、『最大の圧力』という言葉を金輪際、使いたくない。米朝関係は改善し始めているからだ」 「今後も圧力は続ける」としていますが、これまで各国に求めてきた制裁のキャッチフレーズがなくなれば、世界的な制裁の網が緩む恐れもあります。早速、専門家からは「迅速な非核化を求める会談から、金正恩委員長と仲良くなるための会談になった」と批判的な声が相次いでいます。ただ、国務省で北朝鮮担当を務めたジョセフ・ユン氏は「歩み寄りも必要だ」と話していて、トランプ大統領が譲歩をした可能性も考えられます。トランプ大統領は北朝鮮からの満額回答が得られない一方で、歴史的な会談を予定通り行いたいという思いに引っ張られた形となりました。関連金英哲副委員長、大役果たしステーキに舌鼓 終始穏やか sm33305038 一般北朝鮮女性インタビュー「権力者たちは、この世のものをすべて食べ尽くす」 sm33115694 アメリカのマティス国防長官は“初志貫徹”「完全非核化へ揺るぎなし」 sm33304986 どうなる米朝首脳会談 トランプ大統領「親書」に期待 sm33301265 ポンペオ米国務長官「進展あった」 会談で非核化は合意に至らず sm33301216 激動の北朝鮮情勢、ロシアが沈黙するワケは? sm33299226 米朝首脳会談を前に“日本外し” 欲しいのは日本のお金? sm33214091 米・元北朝鮮担当高官「高リスクなギャンブル」 米朝会談に懸念の声 sm3312251

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33305171