自作曲・弾き語り◎白い顔

自作曲・弾き語り◎白い顔

この詩を書いた頃、私は学生で電車通学の帰りにほぼ毎日、たいして飲めもしない焼酎やビールを買っては飲んだくれ、千鳥足で家路に着くのはまだいい方で、そのまま電車内で寝付いて訳の分らぬ駅まで運ばれて目覚めることも少なくなかった。そうして酔っ払いながら片道二時間半ほど電車に揺られる中で荒唐無稽な詩や散文などを幾つも書き留めていた。 当時、私は稲垣足穂という作家に酷く傾倒していたので、その頃に書いた詩文には彼の影響が随所に表れているように思う。

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