【神道シリーズ】第30回・住吉信仰①(日本で一番在日韓国人の氏子が多い神社群)その理由は?

【神道シリーズ】第30回・住吉信仰①(日本で一番在日韓国人の氏子が多い神社群)その理由は?

日本の神社の中で一番在日氏子が多いので有名なのが住吉神社系なんですが、なぜ住吉神社は在日系の氏子が多いのか? 今回はここに焦点を当てながら住吉信仰の歴史を辿って行きたいと思います。住吉信仰の始まりは、新羅系秦氏の海人(あま)族の安曇(あずみ)氏が北九州の志賀島というところに住み、ワタツミ三神(ウワツツノヲ・ナカツツノヲ・ソコツツノヲ)の信仰を持ち、それが同じ海神族の宗像氏の宗像三女神信仰や対馬の天道信仰(女陰と太陽の信仰<新羅系信仰>)と交わりながら厳島神社など瀬戸内海に広がり、やがて尾張氏(物部系・出雲系・スサノオ族<新羅系>)の津守氏が摂津の住吉にワタツミ三神を勧請することになり、さらに天日槍系(新羅系)のオキナガタラシヒメ(神功皇后)も合祀し、今日に至る住吉大社が創建されました(5世紀後半)。古代朝鮮の祭祀を継ぐところが多かった為に日露戦争以降日本に移民してきた朝鮮半島の人たちもそういう由緒を頼りに集中して居住するようになってきたのかもしれません。住吉信仰は室町時代以降、七福神の恵比寿(戎・恵比須)さまとも習合し、地元では今日でも「えびっさん」と呼ばれ親しまれてます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33760390