震災から1年 NY1取材班が被災地で見たもの

震災から1年 NY1取材班が被災地で見たもの

(2012年3月12日) 震災から1年を経た被災地や都内を取材するため、TOKYO MXの姉妹局・NY1のポーラス副社長とメミンジャー記者が来日しました。2人の目に現在の被災地や日本はどう映ったのでしょうか。この取材に同行しました。 東日本大震災は遠く海を隔てたアメリカ・ニューヨークの人々にも衝撃を与えました。あれから1年がたち、欧米諸国では原発問題ばかりが取り上げられているといいます。来日したNY1のディーン・メミンジャー記者は「誰だってあのような形で命が奪われていくのを見たくはないでしょう。しかし自然災害の前に人は何もなすすべがないのです」と話し、今回の取材についてNY1・ニュース部門担当のスティーブ・ポーラス副社長は「原発問題に関心が集まり、深刻な津波被害があったことは忘れられています。今回の取材は津波に焦点を当てようと思っていました」と話しました。 人々は震災をどう乗り越えてきたのか、被災地の“いま”を取材するため、ポーラス氏とメミンジャー氏は岩手県に向かいました。 海に面した谷間にある岩手県釜石市両石町は津波で大きな被害を受けました。海沿いの堤防をいとも簡単に乗り越えた津波はわずか1分ほどで町のほぼ全域を飲み込み、45人が犠牲となりました。「堤防の高さはおよそ10メートルありますが、津波はその3倍の高さにまで達しました」とリポートするメミンジャー氏…。NY1ニュースでは町民の「いまも海を見ると胸が痛みます。地獄を見ているようだった」と証言する姿も伝えられました。 両石町は明治と昭和にも津波被害に遭いました。しかし、町民はまたこの場所で暮らすことを望んでいます。ポーラス氏は「海は町民の生活を脅かす存在であると同時に生活の要となっていることが興味深い。故郷を離れがたいという気持ちも理解できます」と取材した感想を語りました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33794758