カール・ラガーフェルド氏死去 ファッション業界の「皇帝」

カール・ラガーフェルド氏死去 ファッション業界の「皇帝」

2019年2月19日 21時33分「シャネル」や「フェンディ」など世界的な高級ブランドのデザイナーとして活躍し、ファッション業界で「皇帝」とも呼ばれたカール・ラガーフェルド氏が19日、亡くなりました。85歳でした。カール・ラガーフェルド氏はドイツ北部のハンブルクで生まれ、フランスの首都パリでファッションを学んだあと、イタリアの「フェンディ」やフランスの「クロエ」など世界的な高級ブランドのデザイナーとして活躍しました。とりわけ1980年代、低迷していた「シャネル」の業績を回復させたとして高い評価を受け、多くの高級ブランドのデザイナーを務めたこともあってファッション業界の「皇帝」とも呼ばれていました。黒いスーツに白髪のポニーテールとサングラスという、ひときわ目を引くいでたちでも知られています。フランスのメディアによりますと、ラガーフェルド氏は、パリ郊外の病院で19日、亡くなったということです。死因は明らかになっていませんが、ことし1月の「シャネル」のファッションショーを欠席したことから、体調不良が取り沙汰されていました。「フェンディ」などを傘下に持つ「LVMH=モエヘネシー・ルイヴィトン」のトップは声明を出し、「パリを世界のファッションの首都にした創造力あふれる天才を失った」と追悼しています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm34660877