■尾崎豊 亡くなる19日前の1992年4月6日の取材時の発言■ ひょっとしたら15の夜を作ったのは間違いだったのかなとか、 そんな気がした。 ちょっとたとえが大げさになるけれど、 ノーベルという人が、爆弾を作ったがために、 その後、何千何万もの人をコロス武器になっちゃったわけじゃない。 それに近いことを感じ始めていたんだよね。 青少年の純粋な気持ちをコマーシャリズムや お金に変えられていくという危機感。 たとえば、青少年たちが僕の歌を聴いて、 窓ガラスを割ったとか、それで自己表現しているとか聞いて、 すごく罪の意識を感じるようになってしまった。 でもだからと言って、その時点で自分にできることはただ、 ガムシャラに歌うだけだよね。 今までと同じように、誠心誠意、心を込めて。 でも、巨大な社会のシステムの中で、 あまりにも自分が弱小に思えてしまった。