【結月ゆかり朗読】いのちの初夜 前編

【結月ゆかり朗読】いのちの初夜 前編

らい病(ハンセン病)患者が自分の命の在り方と向き合うお話です。らい病は、現在でこそ治療法が確立された病気ではありますが、昭和初期では不治の病、恐ろしい伝染病とされ、患者は一般社会から隔絶した専門の施設に隔離されることが法律により定められていました。人体や皮膚を侵すこの病気は日本の歴史においても長らく差別の対象でありらい病の患者は優生保護法の対象でもありました。ジブリ映画「もののけ姫」でエボシ御前の庭で働いていた全身包帯の人々はらい病患者だと言われています。この著者である北條民雄自身は20歳の時にらい病を発病し、施設への入所を期に創作活動に専念し始めまいた。彼は結核により24歳で亡くなっていますが、その凄絶な心中が表れている小説だと感じました。動画タイトルには前編とありますが小説の文字数的には1/3、冒頭的なパートです。後編: sm41026521

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35175271