その冒涜的とでも言うべきアイディアが浮かんだのは、とある日の深夜のことであった。それからというもの、魔術的な力によって操られるかの如く準備や作業に勤しんだ。 私は「クトゥルフ神話」なる狂気じみた神話体系に造詣が深い訳ではない。故に、神話的知識に精通していない者にも、ある程度内容が解されるよう仕上げられている。 私は道化を生業とする訳ではない。そんな私がこのような作品を作り上げたのは、宇宙の真理の一端に触れたことで、狂気に陥ってしまったことの現れなのだろうか。もしくは、本当に魔術的な力によって操られているのか。あるいは、かの名状しがたき邪悪な存在の一部が、私の精神の中へと侵入して…。 駄目だ、頭が痛い。これ以上の思索はよそう。…何だこの声は。どこからか私を呼ぶ声がする。この部屋には私一人しかいないというのに…。一体どこから…。いや、これは私が、私自身が、私の中で囁いて…(ここで手記は終わっている。)その2: sm35390218