2020/3/27(日記)春風が吹きはじめた今日この頃、現実の都市部では疫病が例年の花粉症に取って代り人々に嫌がらせをしている。私がこの曲を知ったのは本映像が切っ掛けで、次いでオリジナルの King_Gnuが巷で相当な人気を博しているということを家令より聞かされた。改めて世事への疎さが肌身に染み渡る。以下駄文:心打つ歌声を、独り万雷の拍手で讃えることは当然として、様々乏しい身からすると、この動画の映像編集には盗むべき技術・センスがふんだんに盛り込まれていると感じられる(念のためここで申し上げておくが、転載動画である。自画自賛ではない)。1番サビの「へばりついて離れない」を彼女の影に重ねる配置、真黒い雪が彼女の叫び通りに積もってゆく数瞬。風か、時の経過か、役目を終えて霧散する歌詞たち、雪。一筋の光が走り、ノイズチェンジ。2番Aメロの戻れない過去をほんの僅か振り返るシーン、昔の衣装の彼女が、ひとつひとつの記憶のパズルピースを嵌めてゆくが如く、浮かび上がってくるのがとても印象的。2番サビラストの「忘れさせてくれよ」では、1サビと異なり雪が彼女を隠してくれない。忘れることが出来たのなら、思いをうったえることは...他人の歌を借りるとき、歌う曲の言葉、一つ一つ全てに完全な共鳴をして声を出すことはそうそうある話でなく、ある程度は作詞者の言いなりになるわけだが、もし仮に完全であったのならば、現在の彼女も自分ではない誰かになってしまいたいのだろうか、外側を取り繕って、別人の如く振舞える仮想世界に浸っていたとして、結局のところ自分は自分自身から逃げられず、どうにかして自分を人生に立たせておかねばならないからである https://www.youtube.com/watch?v=zefJ9SypgwU