羊の夢と桜の意志006

羊の夢と桜の意志006

この話、わかりやすく言えば雪山人狼の学園バージョンなのである。本物と偽物が混在する状況で、本物が全員死ぬ前に偽物を排除すればゲームクリア。本物が全滅してしまえばゲームオーバー。とてもわかりやすいのである。ただ、残念なことに、偽物が何人いるかどうか参加者には告げられていないし、何人殺してもゲームの終了が告げられないというハードモードである。気の済むまで疑心暗鬼に陥って、気の済むまで尋問を繰り返し、仲間でないと判断したら排除する事ができるのである。人間界では、こういう遊びが人気らしい。知らんが。敵か味方かを判断するのは非常に重要なスキルである。特にVtuberは心無いコメントをするのがファンかアンチかお客様か見極めなければならない。そもそもファンは心無いコメントをしないだろいいかげんにしろ!と思うかも知れないがそれは違う。何気ないコメントがVtuberを傷つけることだってあるのだ。伝説から底辺まで全てのVtuberに存在することが確認されているのが、関係ないところで関係ない人の名前を出す行為である。これは元々はファンが良かれと思ってやっていたことなのだが、いつの間にか迷惑行為になってしまっている。二人のVTuberがお互いにお互いを推していて、なんとかコラボとか共演を実現させてやりたいと思うのはファンとして当然のことなのだが、初めてVTuberの配信を見に来て初めてVTuberを押し始めた人は、勘違いして似たようなことをしでかすことが多々ある。「この二人の絡めば絶対に盛り上がるからコラボとか共演とかさせろ!」という、自分の欲望をぶつけることをファンとしてするべきことだと勘違いしているお客様が減らない。減るはずがない。己の正義という欲望に従ってファン活動をしているのだから間違っていることに気が付かないのである。結局、VTuberの側が配慮して他のVTuberの話をしないようになるのだが、それについてお客様はお怒りの様子。「なんで自由に発言ができないんだ!」「もっと自由に活動させろ」と、要するに上記と同じことが言いたいだけであるが。信じがたいことだが、これだけ年数を重ねておいて、誰かを応援する文化は人間には根付いていない。叶えたい願望があって、それを実現するために支援する。欲がなければ動かないのが大半の人間の思考回路であり、VTuberの文化に適用できずに暴れまわってしまうのは必然かもしれない。そうはいっても、そういう遊びが好きなのが人間なのだ。お互い認め合わなければ最後の一人になるまで殺戮を繰り返すことになるというのに、ね?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36748419