涙で乳がん発見技術を開発 2021年度中の実用化目指す

涙で乳がん発見技術を開発 2021年度中の実用化目指す

神戸大学は、涙を使って乳がんを発見する技術を開発した。神戸大学大学院の竹内俊文教授のグループは、がん細胞が放出する物質を体液から検出する技術を研究していて、涙を使って乳がんを発見する「TearExo法」を開発した。スポイト状の細い管の中に入った金色のプレートには小さい穴が開いていて、そこに涙を通すことで、乳がんの細胞が放出する物質を見つけられるという。採取した涙を機械に通すと、10分から20分ほどで結果がわかるということで、乳がん検診のほか、治療中の患者に薬が効いているかの確認にも役立てることができる。神戸大学大学院・竹内教授「がん検診の受診率を上げることで、早期発見をより確実なものにする。わずらわしいから(検診に)行かないという人たちが多いので。簡単な検査だけど、正確な検査があったら、とてもみんな安心しますよね」竹内教授は、2021年度の実用化を目指しているとしている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm36931157