《Me262とミーティア》世界の紛争と空中戦

《Me262とミーティア》世界の紛争と空中戦

ライト兄弟が、人類初の動力飛行を成功させてから約40年の1944年史上最大の作戦、ノルマンディー上陸作戦が終わったその一ヵ月後、8月におきた出来事でした。フランスの上空で偵察任務についていたイギリスの双発複座戦闘機、モスキートのパイロットは、東の空から、ものすごいスピードで突進してくる、緑色の双発機を発見しました。その飛行機は、いままで見たこともない形をしており、彼が操縦するモスキートに襲いかかってきました。その怪しい戦闘機は、モスキートに5回もアタックをしてきて、そのたびに4問の30ミリ機関砲を浴びせてきました。モスキートのパイロットは恐怖に青ざめながらも、冷静に雲の中に隠れ、なんとか逃げる事に成功しました。機体に大きなダメージを受けながらも、命からがら基地に戻ったモスキートのパイロットは、上官に「プロペラが付いてない、恐ろしい敵でした。ヤツはものすごいスピードで飛んできたんです」と、報告しました。それは、ドイツ空軍が誇るジェット戦闘機、メッサーシュミット エムイー262シュヴァルベだった

http://www.nicovideo.jp/watch/sm37392558