20世紀のイギリス人画家ダンカン・グラントが描いた性的な絵画コレクションは、70年以上にわたって行方が分からなくなっていた。当時は犯罪だった同性愛など、当時禁じられていたテーマを扱ったこの絵画は、200万ポンド(約2億7000万円)の価値があるとされていたものの、1960年代に処分されたと考えられていた。しかし、400枚以上にわたるこのコレクションは友人から友人へと受け継がれており、このたびチャールストン財団の手に渡った。ダンカン・グラントは、1920年~30年代に小説家ヴァージニア・ウルフと姉のヴァネッサ・ベルが中心となって作った芸術家集団「ブルームズベリー・グループ」の一員だった。ブルームズベリー・グループは、現在はチャールストン財団が管理しているチャールストン・ファームハウスで共同生活し、自由主義的な活動を行っていた。また同性愛や複数パートナーとの自由恋愛を認めていたことでも知られている。