甜上甜下唯我独尊ちゃん

甜上甜下唯我独尊ちゃん

今昔、釈迦如来の御母摩耶夫人、父の善覚長者と共に、春の始、二月の八日、嵐毗尼薗の無憂樹下に行給ふ。夫人、薗に至り給て、宝の車より下て、先づ種々の目出たき瓔珞を以て身を飾給て、無憂樹下に進み至り給ふ。夫人の共に従へる綵女、八万四千人也。其の乗る車、十万也。大臣・公卿及び百官、皆様々に仕へり。其の樹の様は、上より下まで等しくして、葉しだりて枝に垂敷けり。半は緑也。半は青し。其の色の照曜ける事、孔雀の頸の如し。夫人、樹の前に至1)給て、右手を挙て樹の枝を曳取むと為る時に、右の脇より太子生れ給ふ。大に光を放給ふ。——『今昔物語集』巻一第二話より( https://yatanavi.org/text/k_konjaku/k_konjaku1-2 より引用 2020/12/24)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38012811