「水道水育ち」の魚・・・海や川に負担ゼロ 独自技術も

「水道水育ち」の魚・・・海や川に負担ゼロ 独自技術も

今週お伝えしてきた「未来をここから」、15日は「魚養殖」の未来です。川でも海でもなく「水道水育ち」の魚です。 向かったのは千葉県木更津市。 この施設で“ある実証実験”が行われているといいます。中をのぞいてみると、立派なトラウトサーモンがうようよ。ここは…。 FRDジャパン・十河哲朗COO(最高執行責任者):「ここはサーモンの陸上養殖場です」 こちらで行われているのは水道水を利用した陸上養殖。それは海や川から離れた土地でも魚を育てることができる未来の養殖の形です。 ここの魚は卵から稚魚を経て3キロクラスの立派なサーモンになるまで、すべて水道水で育っています。さらにこんな“独自の技術”も。 魚の排泄(はいせつ)物などで汚れた水をバクテリアで浄化し、水をきれいな状態に戻して循環させているのです。 陸上養殖は消費者にとっても大きなメリットがあります。 それは市街地の近くで養殖が行われるため、新鮮な魚が手に入ることです。実際に陸上養殖のサーモンを仕入れている店を訪ねました。すると、身がホクホクした絶品料理に変身。 店主もその品質に太鼓判を押します。 こちらの陸上養殖のサーモンは今年、都内のスーパーにも並ぶ予定。今後、規模を拡大し本格的な商業化を目指します。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38125463