埃にまみれた自由帳には 三角鉛筆で描いていた つたないらくがきたち 今も色あせないな何もかもが大きく見えていた おさまりきらずにはみ出していた 桜の花びらたち 風に乗って遥かへ期待と不安を抱きしめて 鏡に唱えたおまじない 木霊が辿り着いた場所で 笑っていてほしい鞄の奥底に眠った 記憶をまだ憶えているかな 名前のない朝に震えて 動くこともできないままで叫んでみた 同じ声で 大丈夫って聴こえる そんな気がして涙と笑顔の便箋には 万年筆で走り書きした 騒がしい五十音たち 今でも鮮やかだな繰り返しながら歩いてきた 出逢って別れてまた出逢った 桜の花びらたち 舞い上がって彼方へ光と形を詰め込んで 硝子に透かした一人旅 並木を通り抜けた場所で 振り返ってほしい釦の間隔をなぞった 昨日を憶えていたいから 夜明けの気配が近づいて 解くこともできないままで呟いていた 同じ声で 大丈夫って聴こえる そんな気がして小さな箱の中で 膝を抱えていたけど 耳を澄ましたら ほら 流れ続けているこの声も連れていって いつかの分かれ道へ 音の鳴るほうへ鞄の奥底に眠った 記憶をまだ憶えているかな 名前のない朝に震えて 動くこともできないままで叫んでみた 同じ声で 大丈夫って聴こえる そんな気がして大丈夫って聴こえた そんな気がしたoffvocal https://southsoilhome.booth.pm/items/3156070 AIきりたん https://n3utrino.work/#library