存在しない記憶が蘇ったトレーナーはとにかくスズカさんと走りたかった

存在しない記憶が蘇ったトレーナーはとにかくスズカさんと走りたかった

モータースポーツ出身の彼がトレーナーを務める。誰もが無謀だ無意味だと言ったが秋川理事長は彼を信じていた。いつか歩道橋でやさぐれていた彼が手を差し伸べた時にみえたあの目が、いつかウマ娘達を良き道へ導いてくれると。しかし彼は本職であるモータースポーツがスランプに陥っており、監督から一時休養を言い渡された。最速を常に追い求める世界からの休養を言い渡されるのは解雇も同然。そう落ち込む彼は理事長の各方面への根回し等の策に溺れ、気が付けばトレセン学院のトレーナーとして働いていた。レースには携わっていたがこれとそれとは訳が違うと抗議するも、理事長指名でサイレンススズカの臨時トレーナーとなる。両者共に走っていた場所が違っていたため始めこそはこの関係に疑問を抱いていたがそれぞれがそれぞれの役割を全うしようと接しているとそれぞれの走り方の根幹に触れ、互いが互いの走り方に惹かれていく。方や誰もいない戦闘の景色を見ようと、方や他の誰でもない自分を超えようと。そしてサイレンススズカはトレーニングの成果を、彼から知った走りを知らしめるようにレースを制し、天高くウマ走る秋、天皇賞へ出走。足の痛みをレース前に告白するも、サイレンススズカは自信をもった笑みで言う。「かならず戻ってきます、だからトレーナーさんも貴方の走りをして戻ってきてください」その言葉を聞いた彼はトレーナーとしてはあるまじき行為に出る。レース開始時、トレーナーの姿は会場にはなかった。彼は、サイレンススズカの冠名の由来の地、三重県鈴鹿市に居た。自分に勝つため、その先にいるサイレンススズカと共に走るため。そして周囲のウマ娘を置いてなお、4コーナーを立ち上がっていくサイレンススズカの目に映ったのは一台の真っ白な車であった。こういうストーリー個人的にもっとほちい

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38676075