意義の荒蕪の中、哲学者の残した光を辿って前へと進んでいく。信仰、尊厳を失い、悉く自由な孤独者となってしまった。原郷はどこにあるのだろうか。 第一章の結末、信じていた全てが虚無と変わり、その静寂な闇の中で、理性の微光は更に明るく照る。その時私は、プラトンの洞窟へと足を踏み入れていたことに気づく。キェルケゴール、カミュ、ニヒリスム、サルトル、そして修養論を経て、私は行先を見つけ出す。しかし此処はプラトンの光に続く道なのではなく、洞窟の更なる深い未知へと続く道であった。ここには真実がないが、幸福ならあるのかもしれない。 こんにちは、ワタセです。この曲を含み三章から四章まで続くこの作品は思慮の旅であり、また、一筋の回帰への道です。 鄭義愷先生、そして友人である周詠盛先生がいたからこそ、この作品の思想は成り立ちました。心より感謝申し上げます。 お聞きいただきありがとうございます。 曲:ワタセ https://twitter.com/Ariosto_wts 歌:初音ミク絵:umiko https://twitter.com/umiko_illu 動画:umiko、あさみず詞:ペトルーゼ・ルチナチカ https://twitter.com/Petruuuuu_orz 第一樂章【ニヒリティの刻み】: sm37866719 第三樂章【道】: sm43535677