インドのコロナ死者数が30万人越え、河畔の砂浜にも埋葬

インドのコロナ死者数が30万人越え、河畔の砂浜にも埋葬

 新型コロナによるインドの死者数は24日、30万人を超えた。ガンジス川の河畔には、コロナの犠牲者とみられる遺体が多数埋葬されているが、砂が雨で流されて遺体を包む袋が露出している。 同国では症状が回復した人への接種を遅らせることで、ワクチン不足を乗り切ろうとしている。 政府の委員会は23日、症状から回復した人は接種を3カ月待つよう勧告した。当初、待機期間は1カ月としていた。世界最悪の感染爆発を招いた対応を批判されたモディ首相は今月、接種対象者をすべての成人に拡大していた。  一方、デリー首都圏政府のケジリワル首相は、新規感染者の減少が続けば、規制緩和を開始すると述べた。首都圏では4月20日からロックダウンを開始したが、1日の新規感染者数は今月9日をピークに、ここ数週間は減少傾向が続いている。  他の州でもロックダウンが続いている。北部のジャンムー・カシミール州では、農村部で戸別訪問による検査が強化されている。  世界最大のワクチン生産国であるインドだが、接種完了した人は23日時点で4100万人強で、これは人口のわずか4%に過ぎない。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38788263