セイちゃんの瞳に恋してる【おまけつき】

セイちゃんの瞳に恋してる【おまけつき】

URAファイナルズから1年と少し。来週はセイウンスカイの休み明け初めてのG1だ。距離は3200m。休み明けにしては距離が長いと思うのだが、このレースに出たいと言った当の本人はというと…。「やっぱり今日もトレーニングに来てない!!」これで三日連続だ。1か月くらい前は、まるで別人のようにトレーニングに勤しむ姿に感心していたのだが、最近は連絡さえまともにできない。本番前にこの調子でさすがに焦りを感じたので、今日はニシノフラワーに協力を仰ぐことにした。「フラワー、スカイの居場所は分かったりするかい?」「あ、はい。えーっと、その…、私もわからないんですよね。」電話越しにフラワーのどこか様子のおかしい声が聞こえる。というか、なんかすごい露骨な態度だ。俺はもしやスカイがフラワーのすぐ隣にでもいるんじゃないかと推測した。それなら、フラワーから居場所のヒントをスカイに気付かれないように、それとなく聞き出すことにしよう。そうして俺は何とかスカイの居場所を聞こうと非常に回りくどい質問をしていたら、急に電話の相手の声が変わった。「トレーナーさん、そんなに私に会いたいんですか?」「スカイっ!!」「じゃ、地図送りますんで来てください。あ、竿と餌は忘れずに持ってきてくださいね?」プツー。言い返す前に電話を切られた。兎にも角にも、まずは指定された場所に行くしかないようだ。「ここ最近見つけた穴場なんですよ。」浮きから目線を動かさないスカイの横にクーラーボックスを置き、その上に腰掛けた。「・・・トレーナーさんが言おうとしてることは分かりますよ?来週本番なのに釣りなんかするなー!とか、ひと月前のやる気はどこへ?とか。」「いや、そんなことはどうでもいい。そもそも、スカイから釣りを取り上げたらそれこそトレーニングにならない。」スカイはなおも海から目を離さない。「私、少しこわくなっちゃったんだ、相手の情報を仕入れるほどに。これって全盛期のセイちゃんでも勝てないんじゃないか?とも思っちゃった。それくらい相手はノリにノってる。それに対してこちらは病み上がりときたもんですから、勝ち目なんて…。」「あるよ。」スカイがこちらに視線を向ける。「どんな状況でも、俺はスカイの勝利を信じてる。」スカイはまた浮きに視線を戻した。「トレーナーさんはやっぱりずるい人だなー。」やっぱり、オチが思いつかないのでやめてもいいですか?初投稿です。英語は全然ダメなので歌詞の意味は分かりません。参考文献:セイウンスカイマン→ sm38597835

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38894768