東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第四幕:沖縄県民斯ク戦ヘリ(2/2)

東方昭和伝 第四十一章「沖縄血戦」第四幕:沖縄県民斯ク戦ヘリ(2/2)

今年もまた6月23日の「慰霊の日」を迎えました。沖縄戦の組織的戦闘が終結したこの日は、沖縄県では沖縄戦等の戦没者を追悼する日として定められています。「日本では、どうしても記憶しなければならないことが4つはあると思います。終戦記念日、広島の原爆の日、長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日です」明仁上皇陛下は、1981年8月のお言葉でこう表明されており、「後に忘れてはならない4つの日」として今上陛下に御代替わり後も、宮内庁Webサイトに掲載されています。ED曲には、サークル凋叶棕さんの『絶対的一方通行』を使用させていただきました。こちらはセルフアレンジの「改」バージョンとなっており、歌詞が四箇所ほど変更されています。そのうちの一つが、「何も知らずにただ夜に怯えていなさい」が「怯えていればよかったのに」になっている部分。昭和伝的な見方をすると、鈴木(紫)たちが命を賭けて戦った日露戦争の薄氷の勝利後、日本は意気揚々と帝国主義の道を進むわけですが、結局日露戦争勝利後の日本しか知らない世代によって国家は滅亡寸前のところまで追い込まれ、日露を戦い抜きながらその尻拭い役を任された鈴木としては、「あのまま列強の影に怯えていればよかったのに」と愚痴の一つでもこぼしたい気分ではなかったか、なんてことを曲を聞きながら考えてしまいました。<本章関連年表>昭和20年(1945年)06/06 大田少将『沖縄県民斯ク戦ヘリ』の電文を中央に打電06/18 日本、六巨頭会議(9月までの終戦を合意)06/18 米統合幕僚会議(オリンピック作戦決定)06/18 沖縄、「轟の壕」に日本軍敗残兵乱入。米軍司令官バックナー中将、前線視察中に戦死06/22 秘密御前会議(昭和天皇、終戦意思を表明)06/23 牛島司令官と長参謀長、軍司令部壕で自決。沖縄の組織的戦闘止む06/26 島田知事、荒井警察部長、軍医部壕を出る。以後、公式の消息は不明。前章(四十章)「昭和天皇と鈴木内閣成立」 sm35366418 第一幕「沖縄戦前夜」 sm36718689  第二幕「日米政変と特攻作戦」(1/2) sm37098419 第三幕「皇居炎上」 sm38037298

http://www.nicovideo.jp/watch/sm38912923