【第129回】奥行きのあるラジオ~2021年春アニメ終わったよ編~ Part1【ランキング】

【第129回】奥行きのあるラジオ~2021年春アニメ終わったよ編~ Part1【ランキング】

「奥行きのあるラジオ」は主にアニメについての話をするラジオです。第129回目のテーマは「2021年春アニメ」。「始まったよ編」なき今、満を持して?全話観た上での感想を話します。ご挨拶もそこそこに、またしても謝罪から入らせていただくのですが、感想を紹介しそびれる愚行を繰り返してしまいましたので、こちらでご紹介いたします。申し訳ございません。お便り管理の方法を改善せねば……。『86―エイティシックス―』(リョウタさん)”今期のNo1は、「86-エイティシックス-」とさせて頂きました。 本作は、86と呼ばれる迫害された人種が、隣国の機械文明から自分たちを迫害した共和国を守るという構図を、86側、共和国側それぞれの主人公を通して描かれており、主人公二人は物語の間、交信こそすれついぞ出会うことはありません。 機械の反乱という近未来のテーマと、人種差別という現代のテーマ、兄弟の絆や争いという普遍のテーマが複雑に絡み合い、そして聴覚や視覚共有といった今にも一般化されそうな技術が汎用化されている世界という、心を擽る舞台装置の中で、共感したくなるキャラクター達が精いっぱい活躍してくれた作品という印象です。 86と共和国側に交信というコンタクト方法しかないという状況を活用し、同じやり取りを両方の側から二度見せるようなシーンもうまく活用されていました。また立場の違う主人公たちが少しづつ心を通わせる描写も作品への没入感を促しましたし、そして何よりエンディングへの入りが抜群(止め絵を使ってピントを合わせるような描写を用いたり、一部分だけ背景の色にコントラストを加えたり)だと感じており、なんというか完成度の高さでNo1とさせていただきました。”投票ありがとうございます。アニメ作品において、ここまで「脱落」が前提になっている作品は多くはないと感じています。その中で、さりげなくそれぞれのキャラクターを際立たせ、スピアヘッド戦隊第一小隊の雰囲気をこちらに伝えた上で、その喪失をレーナと共有させる。基本的には、我々も「置いて行かれる」側であり、そこが歯がゆくも最も心を揺さぶられた点でした。リョウタさんの仰る通り、舞台設定の細工は流々、その中でのドラマを十二分に見せてくれたと思います。続編も楽しみですね。●喋ってる人:鳴海、ミヤPart1・アンケート結果発表、5作品(スーパーカブ、シャドーハウス、NOMAD メガロボクス2、不滅のあなたへ、86―エイティシックス―)の話【Twitter】@narumi_sasanaki( https://twitter.com/narumi_sasanaki )

http://www.nicovideo.jp/watch/sm39039105