【森祭】木ょう木(植林)への誘い2021→2022

【森祭】木ょう木(植林)への誘い2021→2022

いつもの場所にて、いつもの面々がいつものようにそこにいた。しんしんと降る雪が気温を物語っている。だが天を見上げてほしい。雪降りとは思えないほどの、文字通りの快晴。パウダーを塗したようにうっすら積もった雪がこれでもかとその光を眩く反射している。彼ら、いや、それらのいるその場所は気温とは裏腹に、この白銀に染まった世界の如く明るく、どこか暖かく、燦然と輝いていた。それらはある意味まだ若葉だった。年輪も樹高も葉数も、一人前の木と比べると物足りない。けれどだからこそこの場があるのではないか、そう感じてやまない。1本1本の木々が立派に成長すれば、樹高も伸び、大きく幹も広げ、その下には大きな木陰を作ることとなるだろう。しかしそれは同時に他の樹木との空間及び栄養分の競争、また最も重要な光資源争いなどの障害の発生を意味する。森林形成において避けて通れないこの遷移過程は、淘汰という形でこの世界での勝者と敗者を無慈悲に線引きする。ここには14本ものそれらがいて、当然それぞれ特徴は大きく異なっている。陽樹、陰樹、広葉樹、針葉樹、常緑樹、落葉樹、高木、中低木。種が違えば選択する生存戦略も必然的に異なり、側枝にウェイトを置く木、頂芽優勢を地で行く木、伸びは鈍いものの環境変化や病害に強さを発揮する木、それぞれ長所があり課題がある。更に環境要因にも大きく作用されるのだ。この森の1年後、5年後、あるいは10年後の姿なぞまさに神のみぞ知る領域。ただ、ここでこうして14本の木各々が存分に光合成し共生している状態は、全てが若葉で密でなく、同じスタートライン(地表面)から息吹きたてな今この瞬間しか起こりえないことは間違いない。終わりがあるから美しい。この燦然として輝きは、太陽光の反射か、それとも産声を上げた新たな生命の初々しさか、はたまたいずれ来る遷移を見据えた環境の儚さか。降りしきる雪がその儚さ、あるいは避けられない淘汰の、自然の厳しさの暗喩なら、このお天気雪はそれらの今、そして未来の縮図なのかもしれない。同胞いかちゃん( user/120300039 ) かつおどり科( user/85281707 ) 金星蘭( user/66045375 )【主犯】こけかも( user/119208686 ) 炬燵( user/120103589 ) 詩雲( user/33130346 )しろのじ( user/1239813 )粗製伍長( user/97821770 )そるとどろっぷす( user/72366139 )タカナシ( user/94184883 )デスボP( user/31156411 ) にコホ(こほ)( user/118360999 ) 民間クゥエル( user/117168990 )L.A.D.( user/119856735 )

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