私は、どうやら「ウクライナ」に恋をしてしまったらしい。 これまで反戦目的の動画を三本製作してきた。 ひとつは、第二次世界大戦から現代までを戦士目線でみたもの 次は、ひとつめで抜け落ち、記憶も風化してきたベトナム戦争の真実 そして最後は、ロシアによるウクライナ侵攻に怒りを感じて・・ それぞれに違う視点で、しかし反戦という主旨は変えずに制作し、 私の戦争関係の動画はそれで完結していたはずだった。 しかし、ウクライナ戦争に関係した素材が 日増しに増えるのを目の当たりにして、 そうしたものを無視することが出来ず、やむを得ず今作を作った。 肥沃な大地と青い空をそのままに移したウクライナ国旗。 今では世界で一番美しい国旗と思えてならない。 ウクライナの歴史を紐解くと、悲惨な出来事の連続に胸が苦しくなる。 ウクライナは、今回初めて無慈悲な殺戮の場となった訳ではない。 ウクライナの血塗られた歴史はまだ終焉していないという現実。 だからこそ、中天高く翻るウクライナ国旗が健気で凛々しく美しいのだ。 私は今更にして、ウクライナ人民に、ウクライナの国土に魅了されている。 言ってみればこれは「恋心」だ。 私は、破壊された建物や遺体は敢えて映像に入れなかった。 そうした戦争の凄惨な部分は「ベトナム戦争の記憶」で充分だ。 それよりも侵攻以前の平和なウクライナを前面に出した。 もう戻ることのない美しい国土と平和な日常生活。 考えたくはないが、 映像の中にもしも犠牲となった人々が映っていたとしたら・・・ 私は戦争を憎む。 戦勝国が世界を牛耳る組織を憎む。 そして、無差別大量虐殺を犯す人間を憎む。 反戦動画の制作は、制作者の精神も狂おしいほどに蝕む。 「もう止めてくれ!!」 悪夢に苛まれ、こう叫んで目を覚ますのは、 もう嫌だ・・