遠く、ずっと遠くへ

遠く、ずっと遠くへ

もうここにはいられない。「歌え!ミリマス高校サッカー部」あらすじ海美がワサンボー本部に殴りこんでいたころ別の各組織も来たるべき隕石群に対して行動を開始していた。ミリマス高校サッカー部顧問の桜守歌織を密かに護衛するだけの組織”歌衛隊”もその一つである。サッカー部員の真壁瑞希は”歌衛隊”によって作られたアンドロイドであり、桜守歌織が生まれた瞬間から時には身代わりとなり散りながらも記憶を継承し現在に至る。そんな真壁瑞希は地球へと迫る隕石群を迎え撃つため”歌衛隊”によって歌織が巨大生物に襲われたときを想定して開発された人型決戦兵器サクラモリオンに乗り込み人知れず宇宙へと飛び立つ。瑞希「さようなら、サッカー部のみなさん、歌織先生。そして次の瑞希をよろしくおねがいします」かれこれ8代目になる次の真壁瑞希に今までの記憶を継承し隕石とともに宇宙で散る覚悟を決めた真壁瑞希だったが??「さよならなんてそんな寂しいこと言わないで・・・」瑞希「!?」聞こえるはずのない声に驚き振り向くとそこには、いるはずのない人がいた。瑞希「歌織先生!?どうしてここに!?」桜守歌織は気づいていた。幼いころから得体のしれない何かに守られていたことを。歌織「最初は半信半疑だったけれど、あなたに出会って確信したの」混乱する真壁瑞希に対し冷静にゆっくりと話す桜守歌織。歌織「あなたの目はあのころから変わっていない」瑞希「???何を言ってるんですか!あなたがここにいたら確実に死ぬんですよ!」歌織「いいえ、ここに私がいるからこそ死なないわ」瑞希「???」歌織「幼いころトラックにひかれそうになった私をあなたは命をなげうって救ってくれた」瑞希「!?」それは桜守歌織のペットだった犬の記憶。歌織「あの頃のあなたと今のあなたが全く同じやさしい目をしていたから私は気づくことができた」真壁瑞希はかつて桜守歌織を守るために死んだ普通の犬の記憶がなぜ自分の中にあるのかわからないまま、死にゆく間際に感じた幼い歌織の手のぬくもりと涙の熱さを思い出していた。歌織「私がここにいる以上瑞希ちゃんは私を守らなければいけないし、私を守るためには瑞希ちゃんも死ぬわけにはいかないでしょう?」瑞希「あぁ・・!!」真壁瑞希は初めて泣いた。っていう濃厚なかおみずを妄想しながら作りました。 mylist/64220010

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40387215