黄色い部屋の秘密 第3話「不思議な廊下の謎」(全5話)【ゆっくり文庫リスペクト】【ガストン・ルルー】【ソフトウェアトーク朗読劇場祭】

黄色い部屋の秘密 第3話「不思議な廊下の謎」(全5話)【ゆっくり文庫リスペクト】【ガストン・ルルー】【ソフトウェアトーク朗読劇場祭】

"そうだ、さあ歩きだせ……。<不思議な廊下>へ向かうのだ。フレデリック・ラルサンがステッキを支えにしているように、お前は<論理の輪>の中に入る、何か具体的なとっかかりを支えにするんだ。そうすれば、あのラルサンが――偉大なフレッドが、ただの愚か者にすぎないことを証明できるはずだ。"タイトル:黄色い部屋の秘密原作:ガストン・ルルー黄色い部屋の秘密のシリーズ series/351369前→ sm41013690 次→ sm41048618 マイリスト  mylist/73029299 <編集後記3>この編集後記を書いているのは9月1日の深夜なのですが、動画投稿者の霧嶋 様が、あのモルグ街の殺人( sm41002151 )を投稿しておりました。リアルな画風とシックな演出で、最後まで見入っていました。ゆっくりには真似できそうにない”味”がありました。それ故に、よりによってこの奇跡的なタイミングで「黄色い部屋の秘密」を投稿し、作中のセリフで「モルグ街の殺人」にいちゃもんをつけてしまったのは申し訳なく思います。エドガー・アラン・ポーは「推理小説」のドアを開けた人物だと思います。推理小説はここから始まりました。ドアの向こうからコナン・ドイルがやってきて、「典型的な探偵像」のドアを開けたように思います。”推理小説の探偵”という言葉だけでホームズ、あるいはホームズみたいなキャラクターを連想するからです。実際、どこかホームズに類似した探偵が大勢います。では、ガストン・ルルーが開いたドアは何かというと、”秘密の抜け穴のない密室”、ではないようです。「黄色い部屋の秘密」は決してこの分野の元祖というわけではなく、例えば「ビッグ・ボウの殺人」(1892年)という前例があります。そうではなく、この小説が開いたドアは、「論理性を重視した長編本格推理小説」だと考えています。この第3話で特にルールタビーユが強調するように、「黄色い部屋の秘密」は論理的に考えて事件の真相を特定するということに強いこだわりが見られます。ここまで理詰めで考えられるのか、ということに舌を巻きました。ところで、ここまで3日連続投稿して参りましたが、4話目以降はまだ製作途中ですので、いったんここで投稿は途切れます。続きは、続きができ次第、アップいたします。4話だけでもどうにか9月8日に間に合わせてみたいと思います。最終話の5話の投稿予定はその後になりそうです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41013727