地獄部長しまぶ~

地獄部長しまぶ~

あれは8月も終わり頃の事。辛く苦しい残業に耐えた後の帰り道。疲れた体に細い鯖缶がよう沁みるんだよなぁ…などと浮かれ調子で歩いていると、前から歩いてきた男性二人組が私に話しかけてきたのです。「あなた、しまぶー大好き♡さんですよね?どうです?この後一緒に食事でも」最近は島田部長布教活動が全国的に知名度を増し、このように声をかけられることもしばしば。恐らくこの二人も島田部長ファンなのでしょう。疲れてはいるものの、しまぶーについて語らいながら帰路につくのも悪くない。そう思い二人に同行することに。今となってはこの時の己の判断を後悔せざるを得ません…「ここで食事しましょう」店の看板に目をやると『居酒屋ゆるじろう』の文字。なんだか嫌な名前だなぁと思いつつ入店。店内は荒れ果てており、まるで廃屋の様でした。私は尋ねました。「ここ本当に営業中ですか?」すると男の一人が店の扉に鍵をかけ、私に叫びました。「ホント島信って頭悪いよな!緩次郎様を侮辱した罰を与えてやる!!」何という事でしょう。この二人は島田部長ファンなどではありませんでした。近年の私の活動により、緩次郎の悪行が明るみに出たことで、私を恨む緩次郎信者が急増しました。ネットでの誹謗中傷は日常茶飯事。しかし直接危害を加えてくるとは思っていませんでした。私は為すすべもなく、彼らに拉致監禁され続けました。24時間延々とガバ穴ダディー無修正本編(しまぶー登場シーン全カット)のループ視聴を強いられ、食事はシーチキンのみ。「お前が島田アンチに寝返れば解放してやる」彼らは幾度となく私に言いました。私も意地になっていました。誰がお前たちに寝返るかと。そして2カ月ほど経った時、奇跡が起こったのです。彼らの頭上に暖かな光が差しました。すると彼らはその光に吸い込まれるように姿を消しました。一体何が起きているのか…しかしこの状況を理解するのにさほど時間はかかりませんでした。呆然と立ち尽くす私の目の前で、生まれ変わった二人が産声を上げたのです。「そうか、この二人しまぶーに産み直されたんだ」こうして私は解放されました。新たな島田部長ファンの二人に見送られながら。改めてしまぶーの優しさとあたたかさを感じる事が出来た私の中で、何かがよう沁みていました。やっぱりこの人には誰も敵わないなぁ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41292596