米中首脳会談、習主席 台湾問題は「レッドラインだ」

米中首脳会談、習主席 台湾問題は「レッドラインだ」

11月14日の報道によりますと、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平(しゅう きん ぺい)国家主席は、台湾と北朝鮮に関する会談を行いました。アメリカ側は、今回の会談は、緊張した米中関係が新たな冷戦に発展するのを防ぐためのものだと考えているということです。 バイデン氏は、アメリカの台湾政策は数十年にわたり「一つの中国」の立場と台湾の軍事的姿勢を支持しており、それは変わっていないと習主席を安心させようとしたと述べました。バイデン大統領は、新たな冷戦の必要性はなく、中国が熱い戦争を計画しているとは思わないと語りました。ホワイトハウスによりますと、バイデン氏は、中国の「台湾に対する強圧的でますます攻撃的な行動」、「非市場経済の実践」、さらに「新疆、チベット、香港での実践、より一般的な人権」に対するアメリカの異議を提起するなど、多くの難しいテーマを習氏に提起したとのことです。人権問題においては、ロシアのウクライナ侵攻、国内産業への支援などをめぐって意見の食い違いが広がる中、両首脳は意思疎通の頻度を高めることを約束しました。 アメリカのブリンケン国務長官が北京に渡り、フォローアップの会議を行う予定です。 一方、習近平主席は会談後の声明で、台湾について「問題の解決は中国国民の問題であり、国の内政問題である」と厳しく警告しました。 共産党の新華社通信は習近平主席の言葉を引用し、"台湾問題は中国の核心的利益の核心であり、中米関係の政治的基盤の基礎であり、中米関係において、越えてはならない最初のレッドラインである "と述べました。台湾は、バイデン大統領と中国共産党の間で、大きな駆け引き材料になっています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41383300