【水曜どうでしょうパロ】地獄のジャングルクルーズ3週間

【水曜どうでしょうパロ】地獄のジャングルクルーズ3週間

2013年の春のこと。4人の日本人が揃いの作務衣に身を包み、雪駄を履いて赤いジャングルの奥地へと旅立った。ライオン、シマウマ、ヌー、キリン、ヒョウ(、カンムリヅル、フンコロガシ。そしてカメレオンのレオン1世)。かつて水曜どうでしょうのロケで、こんなにも野生動物に遭遇し、こんなにも野生動物がカメラに写り込んだことがあっただろうか。空からは雨が降りそそぎ、大地は水で満たされ、草は潤い青々と生い茂る。野生の楽園は神秘的な輝きを見せ、どうでしょう軍団は、しばらくうっとり見惚れていたという。カメラはピンぼけの映像でしかお届けできないという醜態を見せるのだった。 それに持参したビデオカメラは望遠が弱く、どの画も動物に寄り足らず、これでは危険を顧みず、大泉洋が自ら動物に近づいていくしかないと思われたが、鈴井貴之が持参した動画も撮れる双眼鏡のお陰で、なんとか急場をしのぐ有り様だった。 だが、ついに野獣の恐怖に4人全員が慄き、身も竦む夜が訪れるのだ。 「ゾウ見た? 何匹見た? 百匹見た? それウソよ~」 彼のあの、体格に不似合いな高音ばかりが懐かしくこの耳に残る。――思い出せ、ぼくらのジャングルクルーズ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41516929