罪と罰⑨ カテリーナ / 44A

罪と罰⑨ カテリーナ / 44A

このドストエフスキー作品の罪と罰を読んで気づいたのは罪と罰を受けているのは殺人を犯した主人公のラスコーリニコフだけに限らないという事だ、これは多くの罪と罰が重なり、小さな罪が大きな罪となっている。 その中でこの元貴族出身の貧しい家族、先般主人が飲んだくれで馬車に轢かれて亡くなり、家族は途方に暮れ、頼みは娼婦のソーニャ頼み、ソーニャと血縁のない母のカテリーナの罪と罰であり、この場面は他の子供達3人を街に連れて大道芸をさせている。そしてカテリーナは肺病に病み亡くなるという絶望的な話だ。 ラスコーリニコフは狂気的だが、父がいなくて妹を奉公に出し、そこの主人に言い寄られている立場では、ソーニャと貧しい家族と自分の家族を合わせて見たいるんだろう。それは娼婦になるソーニャと金持ちと結婚するしかない妹ドゥーニャだ。そこには絶望しかなく、救いは神様に祈るだけなのである。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41602325