中国企業、タリバンと大規模契約

中国企業、タリバンと大規模契約

アフガニスタンの実権を握ったイスラム原理主義勢力タリバンは5日、中国企業とアフガン北部で大規模な油田開発の契約を締結すると発表した。2021年8月の実権掌握後、海外企業との最大規模の資源開発契約だという。5日に記者会見を開いたタリバン幹部によると、アフガン北部のアムダリヤ盆地で、中国企業「新疆中央アジア石油天然ガス」が向こう25年間にわたり油田を開発する。中国側は当初、年間1億5千万ドル(約199億円)を投資し、3年後に5億4千万ドルに増額する見込みという。会見に同席した中国の王愚(おう・ぐ)駐アフガン大使は「両国の重要なプロジェクトになる」と強調した。アフガンには石油のほか、金や銅、バッテリーの生産に欠かせないリチウムなどが豊富に埋蔵されているとされ、多くは未開発だ。中国商務省は20年の報告書でアフガンは「金鉱の上に横たわっている」と形容しており、進出への意欲を隠していない。中国はタリバン暫定政権を承認はしていないが、資源を狙って関係を維持している。中国の投資はタリバンの思惑とも一致する。アフガンではタリバンの政権奪取後、最大で国家予算の8割を占めた国際支援が打ち切られ、貧困が急速に拡大している。欧米が相次いで対アフガン経済制裁を発動する中、タリバンにとり中国からの資金流入は歓迎したい局面だといえる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41630469