奈良の大仏 節分

奈良の大仏 節分

月も朧(おぼろ)に白魚の、篝(かがり)も霞む春の空つめてえ風もほろ酔いに、心持よくうかうかと、浮かれ烏のたゞ一羽、塒(ねぐら)へ帰る川端で、棹(さお)の雫(しずく)か濡れ手で泡思いがけなく手に入る百両、ほんに今夜は節分か、西の海より川の中、落ちた夜鷹(よたか)は厄落とし、豆沢山に一文の、銭と違って金包み、こいつぁ春から縁起がいいわぇ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41743498