GTVの投資家は郭文貴氏の被害者ではないと認識

GTVの投資家は郭文貴氏の被害者ではないと認識

ニューヨーク州南区連邦地方裁判所のダミアン・ウィリアムズ検察官が郭文貴氏を10億ドルの詐欺容疑で告発していますが、この件の被害者を探すことは難しいことではないはずです。しかし、ウィリアムズ氏にとっては相当困難な仕事のようです。ウィリアムズ氏は、「2020年4月20日から2020年6月2日の間に、郭氏とその関係者らは、自身のメディア企業であるGTVの株式約4億5200万ドル相当を、5500人以上の投資家に販売した」と主張しています。しかし、5,500人以上の投資家のうち、ウィリアムズ氏は被害者が誰であるかを特定せず、投資家達による自らが被害者だとする証拠も提出されませんでした。ウィリアムズ氏が被害者とされる人物を引き合いに出さないのは、言及すべき人物がいないからです。実際、3月18日に行われた「郭文貴氏釈放の応援会」で、GTVの投資家達は、自らが郭氏の被害者ではないと述べました。ある投資家は応援会で群衆に向かって次のように語りました。「 私達は、郭文貴氏やGTVの被害者ではありません。 私達は、中国共産党に浸透されたアメリカ証券取引委員会、司法省、アメリカ連邦政府機構の被害者です」ウィリアムズ氏は、多くの人々が詐欺に遭いましたと主張する立場にあります。しかし、その多くの人々は、自らをウィリアムズ氏本人の被害者だと認識しているのです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41998032