【歌ってみた】ヴィラン / てにをは covered.セン

【歌ってみた】ヴィラン / てにをは covered.セン

自分は、男女の性別とやらに囚われるのが余り好きでは無かった。『女らしく』と言われ育って来た事に常々嫌気が差していた。そんな鬱々とする日々を過ごしていた自分にも運命の出会い、とやらが訪れる。その人は高等学校で出会った。同じクラスの隣の席、愛らしい笑みを浮かべる女性だった。胸の高鳴りを感じた。其れは以前、友人の語っていた”恋”のような感覚だった。だが自分の抱いた感情はそれでは無い。もっと深くて暗い何かが心の奥底から湧き上がって来るような不思議な感覚だ。彼女と共に居たい、彼女とずっと一緒に過ごしたい、彼女の事をもっと知りたい…そんな欲求が次から次に溢れて来たのだ。だから思い切って彼女に話しかけた。すると彼女は嬉しそうに笑ってくれた。それがとても幸せだった。そしてその時から”私”は変わった。今まで着ていた服もスカートも全て捨て去り、男物の服を着るようになった。髪を短く切り、一人称も変えた。彼女は自分の容姿の変貌振りにいちばん驚嘆していたが、そんな所さえ愛おしいと思えた。『素敵だね』と、ただ一言、それだけでも言われた時はこれ以上ない恍惚感であると思えたほどだ。これからは、街往く人々も”僕達”が腕を組み、手を繋いで歩んで居たとしても、嫌な顔はしない。優越感と幸福感で満たされた中、胸の内で燻っている邪な感情なんかは塵同然だった。今この満ち満ちた倖せは誰にも崩されないように、壊されないように。______汚されないように。誰にも言えない”私”だけの秘密。-------------------‐-------------------‐-------------------‐原曲 : てにをは様 ( https://twitter.com/edogawa_sampo )vocal : セン ( https://twitter.com/natukisen ) ​⁠ MIX : emel様 ( https://twitter.com/emel_nn )ご本家様 : https://sp.nicovideo.jp/watch/sm36332327

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42467408