露ウから中国向けの穀物6万トンを破壊

露ウから中国向けの穀物6万トンを破壊

7月19日にウクライナのゼレンスキー大統領が公開したビデオでは、ロシアのオデッサへのミサイル攻撃で穀物ターミナルが損傷し、穀物の大部分も損壊したと述べました。特に、中国への出荷を待っていた6万トンの穀物が被害を受けました。 アフリカやアジア諸国にはもっと前に届けられるはずだった食糧が、現在、港の倉庫に合計100万トンも一時的に保管されています。もしロシアのミサイルがすべて目標に命中していたら、もっと多くの食料が破壊されている可能性があります。そうなれば、アジアやアフリカの国々は食糧の供給が間に合わなくなります。 この前、国連とトルコの仲介により、2022年7月22日にトルコでロシアとウクライナの間で黒海穀物協定が締結され、ウクライナ、ロシアの穀物や化学肥料が国際市場に戻る道が開かれました。 今年5月、ロシアはこの協定を60日間延長することに合意しました。協定の期限は2023年7月17日ですが、7月17日にロシアは黒海穀物協定の実行中止を発表しました。 ウクライナは世界最大の食糧輸出国のひとつであり、同国の穀物輸出は世界の食料価格に大きな影響を与えています。国連のグテーレス事務総長は、ロシアがウクライナとの穀物協定から離脱する決定を下したことで、世界中の何億人もの人々が飢餓の危機にさらされる恐れがあると述べました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42521413