あなたは僕がずっと大好きで、ずっと憧れていた人でした。そのあこがれになりたくて。その背中を追いたくて。ねえ、僕は今ちゃんと、あなたのようになれてますか。The VOCALOID COLLECTION 2023 参加作品Music Title : ハルカゼMusc and Lyrics : 沙羅博鷹synthesizer : 沙羅博鷹Lyrics指からこぼれた光の華つかめなくて抜けたようなハルカゼ頬の雨を攫って走り去る憧れていたあの姿、届くには遠すぎて見様見真似で型取った。似ても似つかわない鏡の中でテンプレート通りを繰り返す人形が「望んだとおり成りましたか?」彼に似た顔して尋ねるトレス台の上で終わらない春を演じた凝りに凝った舞台装置はどうやら役目がないようだ指からこぼれた光の華ぽたりぽたり落ちていって季節外れ空に咲いた誰が描いたかわからぬ縁凍えるような季節の終わり応える ハルカゼ吹き荒れるような痛みさえ心地いいと思ってしまいました空から降ったひとしずく ふたりの間揺らめいた広がる輪を辿りゆく、離れてることすら気づかずにどこまでも切れないそれを無邪気に追いかけた振り向いた反対側の縁の切れ目は見えなくなって都合の良い自己解釈と続いてくれと願う細い糸凝りに凝った舞台装置もあなたへ導きはしないようだ指と手重ねようと伸ばした、あと少しで離れた季節外れ空に向かうどこまでも続く白い雲凍えるようなにわか雨、どうやら私だけらしい少し先を歩く姿、あの眩しさは私には痛すぎた。心の奥に鍵をかけわすれて。口からあふれた言葉止められなくて。桜凪いだ花散る手助けしたハルカゼ。あなたは困った顔して「ごめんね」散り際横を向いて顔を背けた指から眺めた光の華、ウィンドウに照らされた憧れて眺めた鏡に映る泣き顔曝したわたし凍えるような季節の終わり教えてくれたハルカゼ吹き荒れるような痛みが体に刻みついて離れない廻る季節が回りきって風が頬を凪ぐたび思い出してもいいですか届かなかった遠すぎた背中。