私と猫と神隠し

私と猫と神隠し

石造の古びたアーケードの奥に、誰も寄りつかない場所があったんだ。今では廃墟のようになっているが昔はとても神聖な場所で、聖職者でもごく一部の者しか立ち入ることが出来なかった。通路の行き止まりには先頭アーチがあり開口部には巨大な石が置かれ塞がれている。しかし、100年に一度その石が消え中に入ることができる時がある。そして選ばれた聖職者は22時間以内に、水とツナを持って中に入ることになる。そして入ったものは新たな境地へと旅立つと言われている…ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ーはぁぁぁあ、馬鹿馬鹿しい!笑止!笑止!!そんなあるわけないじゃん!それは政府や教団が資産を隠すための作り話だね!そうやって一般人を遠ざけるんでしょ?知ってる。でも私は騙されないよ。だって私は天才だからね。100年一度?設定は小学生が作ったの?仮にそれが本当だったら、次開くのは…今日!!該当する場所が500件ぐらいあるけど、構わない!見つけ出して中の資産を頂いちゃう!次に日本の地を踏むときは大金持ち。楽しくなってキタァァぁぁそれでは、行ってまいります。"dingus the cat" ( https://skfb.ly/oAtMJ ) by bean(alwayshasbean) is licensed under Creative Commons Attribution ( http://creativecommons.org/licenses/b....

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