9月1日に発売されたこの本。文字の力は絶大でした。読んでいて背筋が寒くなる、この事件の異様さ。彼に罵詈雑言を浴びせたあまりに多くの日本人、そして知らぬふりをしたさらに多くの日本人は、自分は社会の多勢側にいるから大丈夫と安心しているかもしれません。無関係と思っているかもしれません。ですが、次は自分の番かもしれないのです。一企業の「お願い」を断った市民を犯罪者に仕立て上げ、裁判で有罪判決を下し、刑務所に収容しようする。どれほど恐ろしいことか。そんな社会を本当に望みますか?考えてほしい。ぜひこの本を読んでいただきたいと思います。