中国人が在留カードを密造、1万人分のデータ押収【不法滞在者】

中国人が在留カードを密造、1万人分のデータ押収【不法滞在者】

日本に滞在する外国人に交付される在留カードを偽造したとして、都内に住む夫婦が逮捕されました。押収したパソコンからは偽造に使ったとみられる外国人延べおよそ1万人分のデータが見つかっていて、警視庁が実態の解明を進めています。逮捕されたのは東京 北区に住む中国籍の田倍寧容疑者(26)と、妻の竹内朱実容疑者(23)です。警視庁によりますと、今月、自宅でパソコンやプリンターなどを使って、在留カード19枚を偽造したとして出入国管理法違反の疑いが持たれています。容疑者らは中国にいる指示役から連絡を受けて在留カードのほか、運転免許証や健康保険証を偽造し国内の中国人やインドネシア人、スリランカ人などに発送していたとみられ、押収したパソコンからは偽造に使ったとみられる外国人延べおよそ1万人分のデータが見つかりました。これまでの調べによりますと、田容疑者は不法滞在で仕事に就けなかったため、中国のサイトからいわゆる「闇バイト」に応募し、報酬として月に40万円ほどを受け取っていたということです。調べに対し、田容疑者は容疑を認め、竹内容疑者は「偽造していたのは夫で、私はやっていない」と否認しているということです。偽造した在留カードは7000円から1万円ほどで売買されるということで、警視庁は海外の犯罪グループが関わっているとみて実態の解明を進めています。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42945861