ホワイトデー起源考2【A.I.VOICE解説】

ホワイトデー起源考2【A.I.VOICE解説】

 全国飴菓子工業協同組合の公式サイト https://www.candy.or.jp/whiteday/index.html では、1978年(昭和53年)にホワイトデー委員会を組織し、2年後の1980年(昭和55年)に「第1回ホワイトデー」のキャンペーンを開催したとありますが、それ以前の歴史について書かれていません。 しかし1990年の西日本新聞(3月12日付夕刊12面)に掲載された記事では、全飴協ホワイトデー委員会の初代委員長であったホームラン製菓の高柳全孝氏が、1975年(昭和50年)にキャンディーの売り出しを狙って始めた日とされており、他の文献から見ても事実である可能性が高いと思われます。    まとめ 1975年(昭和50年)にホームラン製菓によってホワイトデーが初めて開催される。ただし、当時は女性が男性にキャンディーを贈る日であって、バレンタインデーのお返しをする日ではなかった。 1976年(昭和51年)には週刊セブンティーンが特集記事を掲載。この時点ではまだ若者の間でもホワイトデーは浸透しておらず、流行のきっかけとなったらしい。    参考文献(一部) 『週刊セブンティーン』1975年3月4日号(8巻8号、通巻348号)147頁(投書コーナー「ハロー!ティーンズ」)。 『週刊現代』1975年3月20日号(17巻11号)74頁(コラム「雑談」)。「3月14日はホワイト・デー/バレンタインのおかえしをもらう日!」『週刊セブンティーン』1976年3月16日号(9巻10号、通巻400号)182~185頁。 福田純一「トドラーからティーンまでのプレゼント文化考」『商店界』1977年12月号(58巻12号、通巻726号)21~25頁。 目崎真理子「フレンドおしゃれニュース/バレンタインデーがやってきた!」『週刊少女フレンド』1977年3月20日号(15巻6号、通巻708号)197~198頁。 『暮しの手帖 第二世紀』第52号(1978年)83頁(コラム「食前食後」)。 飯島佑助「輸入菓子の販売強化はこんな点を配慮して/信頼できる納入業者を選定して信頼できる商品を仕入れよう」『食品商業』1978年5月号(7巻5号、通巻73号)105~110頁。 『北海道新聞』1979年2月13日付夕刊8面(縮刷版416頁)。 岩井精一「次はホワイト・デー/3月14日」『製菓製パン』1980年2月号(46巻2号、通巻555号)176~177頁。「バレンタイン・デー特別企画1/❜79年V・D男の子全告白」『週刊セブンティーン』1979年2月13日号(12巻7号、通巻551号)28~31頁。 『読売新聞』1980年3月10日付夕刊3面(縮刷版373頁)。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43022094