【SynthV】ミッシェル II (Michelle II) / レノン - マッカートニー & ルチアーノ・ベリオ【Eleanor Forte AI】

【SynthV】ミッシェル II (Michelle II) / レノン - マッカートニー & ルチアーノ・ベリオ【Eleanor Forte AI】

すごく悩みましたがせっかくの機会ですので、これを「第十四回ボカロクラシカ音楽祭」自由曲部門として投稿します。アメリカ出身の声楽家キャシー・バーベリアン(1925 - 1983)は多彩な声と常識に縛られないパフォーマンスで当時知られましたが、彼女が特に好んだ音楽の一つが、有名な(そして今年新曲を出した)イギリスのバンド、ビートルズでした。彼女は当時の夫で現代音楽作曲家のルチアーノ・ベリオ(1925 - 2003)と共に何度もレコードを聴き、自分のリサイタルでも歌うことを考え始めます。オランダの作曲家ルイ・アンドリーセンにピアノ伴奏編曲を依頼し、さらにその中の数曲を改めてベリオに編曲させたことで、メゾソプラノと室内楽のための歌曲集「ビートルズ・ソングス」(1965/1967)が誕生しました。またビートルズのメンバー、ポール・マッカートニーが1966年ベリオの講演に出席し、面会したことが影響しているという説もあります。アンドリーセンの編曲はビートルズをバロック(特にヘンデル風)音楽や近代フランス音楽のスタイルに移し替えており、ベリオもその方針を踏襲しています。「ミッシェル」は2つの編曲があり、今回カバーしましたIIはドビュッシー、ラヴェル、フォーレを思わせる音楽と評されますが、個人的には同じくベリオによる"Folk Songs"( sm40464710 )を連想させます。これはクラシックである、と断言まではできませんが、原曲と全く違った雰囲気に仕上がっています。お楽しみいただければ幸いです。Michelle II from "Beatles Songs"作曲作詞: John Lennon - Paul McCartney編曲: Luciano Berio (1925 - 2003)歌唱: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)音源・動画作成: やしろ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43084972