運転者 未来を変える過去からの使者 2019/03 喜多川泰 (著) 【アラ還・読書中毒】大量の解約が続き、追い詰められて、「生まれてこのかたずっと運が悪い」と嘆く男の転機:タクリー運転手との会話

運転者 未来を変える過去からの使者 2019/03 喜多川泰 (著) 【アラ還・読書中毒】大量の解約が続き、追い詰められて、「生まれてこのかたずっと運が悪い」と嘆く男の転機:タクリー運転手との会話

不機嫌は運を逃がす生まれてきたときよりも運を残す運を貯める、使う100年単位自分は恵まれているその命の物語というバトンを受け取って生きているんですよ」それは取りも直さず、『誰よりも多くを手に入れられる人にならなきゃ』ということだったよ。それが当たり前だと思って、疑ったことなんて一度もなかった。でも、そんな幸せ、求めてはいけないのかもしれない。 延々と続く命の物語のほんの一部分を生きているのが俺たちだって考えると、自分に都合のいいことをイメージしていれば、それが起こるなんて、プラス思考じゃないです基本姿勢が不機嫌って人が多いですからね。本人は気づいてないんですけど。通勤の電車なんか損得から離れる?」 「ええ。そうです。自分が得しそうだと思ったら行動する。損しそうだと思ったらやめる。それがあまりにも当たり前のように染みついてしまっだからもちろん何も起こらないわけではないんですが、何か特別なことが起こったようには感じられないんです」 「何も感じないのか?」 「いいえ、ちょっとした変化は感じるはずです」あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけです。今日頑張って明日実になるなんてどんなに早く育つ種でも無理なことですよ」なるほど、上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということなのかもな何が起こるかわからないが、起こることを楽しんでみよう人間の身体って、ひとつのことをずっと続けているとそれをやるのに適した仕様に変わっていくんですよ。これってすごくないですかそれであることに興味を持って身体を使い始めて継続すると、それに必要な部位が成長したり、硬くなったりして、それをするのに適した身体になってくれるんです。要は、人間は最初は柔らかくて弱いんですよ。だけど、使い続けていくと、痛みは伴うけれどもどんどん強くて硬くなっていって、痛みを感じなくラッキーで平和で裕福な時代に生まれ育ったわけではありませんよ。たくさんの血と汗と涙、そして努力、極論、命が費やされて作られてきたものです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43163288