「がんも治る!」わけない…ヒル治療の迷信【ゆっくり解説】

「がんも治る!」わけない…ヒル治療の迷信【ゆっくり解説】

吸血生物の「ヒル」。患部や局部にヒルをつけ、吸血によって病を治すという療法がありました。数千年続き、今でも一部治療では有効とされています。00:11 ヒル治療をもっと深堀り!02:31 ヒルで悪病払い?唾液の秘密03:54 ヒルを肛門にイン05:10 定着したヒル療法05:51 ヒル療法 負の側面07:00 現代のヒル治療07:28 超どうでもいい話ヒル治療の歴史古代エジプトとギリシャ:紀元前1500年頃のエジプトの医療文書であるエーベルス・パピルスには、ヒルが医療に使用されていた記述があります。古代ギリシャの医学者ヒポクラテスも、ヒルを用いた治療法を推奨していました。中世ヨーロッパ:ヒルは中世ヨーロッパで広く使用されており、血液を抜いて体内のバランスを取る治療法(瀉血療法)の一環として使われていました。特に12世紀から18世紀にかけて、ヒル治療は一般的であり、医師たちは多くの病気に対してこの方法を用いました。19世紀:19世紀には、フランスの医師フランソワ・ブロスがヒル治療を普及させました。彼は数百匹のヒルを患者に適用することもありました。しかし、20世紀初頭になると、医学が進歩し、ヒル治療は徐々に廃れていきました。現代のヒル治療現代では、ヒル治療は「ヒル療法」や「医療ヒル療法(Leech Therapy)」として再評価されています。特に以下のような状況で使用されています。再建外科:手術後の血流改善のために使用されます。例えば、再建手術や移植手術後の組織の血行を促進するために、ヒルが用いられます。ヒルの唾液には抗凝血剤(ヒルジン)が含まれており、これが血流を改善する効果があります。慢性疾患:関節炎や静脈瘤などの慢性的な血行障害に対しても、ヒル療法が適用されています。ヒルの唾液には抗炎症作用や鎮痛作用もあるとされています。疼痛管理:一部のケースでは、疼痛管理のためにヒル療法が使用されます。特に、神経痛や筋肉痛の緩和に効果があるとされています。現代のヒル治療は、厳密な医療管理の下で行われ、無菌状態で飼育された医療用ヒルが使用されます。このように、古代からの知識と現代医学の進歩が組み合わさり、ヒル治療は再び注目を集めています。イメージ写真なども使っています。詳しくは概要欄から#ゆっくり解説#ヒル治療#医療#吸血#ヒル療法

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43798150