日雇いザムライ / ナースロボ_タイプt

日雇いザムライ / ナースロボ_タイプt

包丁ナイフカッターズです。各種音楽配信サービスで2024/8/24頃から聴けるようになります。 https://linkco.re/EA2ysqHT 音楽、動画、イラスト包丁ナイフカッターズ( https://x.com/hochoknifec )詩Hamming Egg(KUMAKURA MIHAI)様( https://x.com/Hamming_Egg )声ナースロボ_タイプt詩サムライの甲冑を着てティッシュ配りをする、ニヒル真昼。兜の中で戯れる汗と、サビのにおいが立ち込める鎧。からからになってぼやけていく街並。ティッシュいかがですか回れ右する通行人甲冑が重い羞恥心が軋みながら瞼の裏を燃やそうとしている根性はついに煮詰まって、啖呵を切ろうと私はマネキンになる。このまま歴史の砂の手にさらわれて、平々凡々な足軽になりたい。ふと、なんだ? 百鬼夜行がはじまった空を夜のような何かが掠める。巨人の親指のような頭の老人が、高層ビルを食い潰していく。あまりにも唐突すぎて、私はマネキンのまま動けなかった。視線の先の、小さなケーキ屋さんの前で、小さな子供が一人泣いている。それは私だった。よろめきながら、もつれる足を、あてもなく地に溶かしていた。アンハッピバースデイ トゥーユーアンハッピバースデイ トゥーユー親指の妖怪が歌い始める。小さい私は少し笑って、私の甲冑の隙間を、ハイカラな風が吹き抜けた。小さな愛でもうれしかったんだ。かくれんぼが好きだった私にとって、ひとひらのまなざしでもうれしかったんだ。ティッシュを受け取らずに、ただそこを歩いているだけでも。お楽しみがいつもそこにあると思っていた。溜息すらも甘い香りがして、丸見えの嘘にワクワクしていた。ねじれるメリーゴーラウンドと、ノイズまみれのオーケストラに、命を賭けながら笑っていたんだ。今日はもう上がっていいよ回れ右をする私甲冑はない息を吹き返した私が笑いながら私の心を燃やそうとしているなんて足の遅い夕陽だろうこれじゃあいつまで経っても、夜は来ないな

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43928530