「気持ち良かったか?」床から顔を上げると、女はブラウスを外すところだった・「センズリは気持ち良かったか?」私は、はい、と答え、震え声で、ありがとうございました、と付け加えた。そのような返事の仕方は女を上機嫌にさせた。「お前、名前は何て言うの?」ワヌーバです…………「それではこれからお前は何かものを喋る時に、『ワヌーバは』と主語を付けなさい。わかったわね?」はい、ワヌーバはわかりました…………「じゃあ、二度もセンズリをかいて気持ち良かったかい?」ワヌーバは気持ち良かったです…………「一回目はどうやって出たの?」ワヌーバは自分では何もしていません、その、あなたのことはことは何とお呼びしたらよろしいのでしょうか?「ミストリスと呼びなさい、様をつけてもいいわよ、ミストリス様って」ミストリス様の指がワヌーバのペニスに触れてしまったからです………………「豚だってそんなことしないわよ」ワヌーバは豚以下です………………そう言ったとたん女はハイヒールの踵で私の胸を蹴った。バカ野郎!ブタ以下のやつがどうして喋れるんだよ。豚以下のやつは喋るわけないだろ?何かするのよ何か、ええ?考えなさい。何をする?腐ったソーセージでも食べる?自分のうんこの上を歩くの?はさみを肛門に突っ込む?何すんだよ?早く考えて言いな、早く言え………………ハムになりたい、ワヌーバはハムになりたいです、私はそう答えた。「ハム?理由は?」はい、ハムは豚からできますから、きっと豚以下ではないでしょうか………………「どうやってハムになるの?」それはワヌーバにはわかりません………「よし、じゃあハムにしてやる」女は私のからだから革製のベルトとマスクをいったん外した。ベルトの内側に貼ってあったアザラシの毛皮のために、私の皮膚は蒸れ爛れていた。顔が最もひどかった。汗と涙とよだれと血がグチャグチャに混ざり合って、卵黄パックをした女性のような顔になっていた。ただ卵黄パックは女性を美しくするが、汗と涙と涎と血のパックは私の皮膚をより醜くした。女はそのドロドロの顔を見て大笑いし、拭うことを許さなかった。皮のベルトが入っていたのと同じ鞄から、女は、大型の魚を釣る時に使うかなり太目のテグスを取り出した。「お前をハムにしよう、でもお前は臭くて食えないから、ごみ入れに捨てるけどね」女は両手両足を揃えて私を立たせ、テグスをまず足首に巻きつけた。かなりきつく巻きつけたために、テグスは肉に埋まり見えなくなった。深い皺ができた。私はその皺のおかげで千切れるような痛みを覚えた。足先は見るまに赤くなりやがて紫色になっていった。